オートキャド(AutoCAD)の便利な機能、ペーパー空間とビューポートの使い方についての解説。
当サイトが取り上げるのはそんな情報だったのですが……
ちょっとした雑談として、オートキャド(AutoCAD)のプロに求められる内容についての話をしています。
今までの話で、図面の品質と作図のスピードについて書いてきましたが、期限を守るというのは仕事上本当に大事なことです。
仕事を受けたということは、約束の期日に図面を渡すと約束をしたということになりますよね。
その期日を守ることが出来ないということはつまり、相手と交わした約束を破るということを意味します。
約束を守らない相手を信用出来ないのは誰でも一緒で、期限を守れない仕事を何度かやると信用を失ってしまいます。
一度失った信用を取り戻すのは、信用を維持することよりもはるかに難しいことだと私は思います。
そんな労力を掛けるくらいならば、最初から信用を失わないよう、きちんと仕事をこなしていく方が簡単。
なので、プロとして仕事をするのなら、まずは大前提として約束した期日を守ることを心がけましょう。
■時にはチームで
ただ、そうして「期日を守るよう心がけましょう」と言うのは簡単ですが、それを厳守するのはかなり大変です。
実際の仕事量に対して期日が短かい場合が多く、その仕事が重なったりする場合もあるはずなので、そう簡単にはいきません。
ボリュームのある仕事の量を、たくさんの人数でこなしていくのが会社という組織になります。
組織の強みはこうしたところで出ますね。
個人でこなせる仕事量の限界はすぐにやって来ますが、組織で動いている場合はたくさんの仕事をこなせます。
問題としては、1人で10日かかる仕事量があるとして、それを5人でやったから2日で終わる訳ではない、という点があります。
人数が多くなればなる程、調整や打合せなどに割かれる時間が増えてしまい、作業効率は下がってしまうんです。
また、人数が多くなればなる程、仕事がない場合のリスクは高くなっていく、という問題もあります。
……が、まあそう言うのは経営者が考えることですね。
■無理な予定はNG
また、明らかに期日に間に合わないことが分かっているのであれば、出来るだけ早めに伝えた方が良いです。
納期直前になって「実は……」というのだけは避けましょう。
間に合いそうにないことは、図面を描いている側としてはずっと分かっていたことでも、お客さんは初耳になります。
そんなことを急に言われると、相手の予定も狂ってしまうので、それが分かった時に言うべきです。
仕事を受ける際に現実的な期日を読んで設定する、というのが理想的ではないかと思います。
無理なスケジュールを組んでしまい、図面を描く側に大きな負担をかけておきながら、結局は間に合わない。
そうなるのが最もダメな仕事のやり方です。
作図する側がのんびりしない程度で、相手も喜ぶような期日、というバランスを取ることが大事ですね。
そうした仕事を続けていくうちに、少しずつ信用は積み重なっていく、というのが理想だと思います。