連続印刷処理のリスクとは
ペーパー空間内の設定を統一することによって、オートキャド(AutoCAD)側で連続印刷処理をしてもらう。
その為に必要な設定について前回は簡単に説明をして、「オブジェクト範囲」で印刷する場合の注意点も取り上げました。
これは私もいまだにやってしまう失敗なので、出来るだけ徹底したいルールだと個人的に思っています。
連続印刷を失敗すると紙が勿体ないですから、ということで、今回は連続印刷の危険性についても少し紹介してみましょう。
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ペーパー空間の基本と印刷設定
オートキャド(AutoCAD)が用意してくれている連続印刷という機能は非常に便利です。
しかしそれを実行する為に必要な設定と、それにかかる手間の大きさによっては、あまり使えないかも知れません。
前回はそんな考えから、連続印刷をする為に必要な準備と、それにかかる手間について考えてみました。
・図面1枚毎にペーパー空間を作成
・ペーパー空間内の縮尺は1/1で固定(縮尺はビューポート側で設定)
・印刷スタイルは全て同じ設定を使用
・図面枠の外側に余計な要素を作図しない(非印刷のコメントなども不可)
連続印刷をする為には、上記のような設定が必要になってきますが、手間としてはそれほど大きなものではない。
これが当サイトの結論になりますが、今回はこれらの項目についてもう少し詳しく話をしてみたいと思います。
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連続印刷に必要な手間を考える
図面1枚毎にペーパー空間を1つ作成して、それを同じ設定にしておくことで、一括で印刷処理をすることが出来ます。
そうした連続印刷の手順を前回は説明しました。
色々な条件があるものの、やはり複数の図面を連続で印刷することが出来るのはとても便利です。
少なくとも私は仕事で頻繁にこの操作を使っています。
ただ、その為にしておくべき準備にかかる手間と、連続印刷で省力化される手間のどちらが大きいのか。
これらの比較によって、連続印刷の設定をお勧めするべきかどうかが決まるのではないかと思います。
まあ私は既に使っているので、その結論は出ているようなものですが、今回は改めてこれらの手間を比較してみる事にします。
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図面の連続印刷をする方法-3
オートキャド(AutoCAD)で作図した図面を連続印刷する、という話を今までしてきましたがそろそろ手順は終わりになります。
まずは、図面1枚につき1つのペーパー空間を作成し、そのペーパー空間をどのように印刷するかのページ設定を作成。
そして連続印刷をしたいペーパー空間を複数選択して、「選択したレイアウトをパブリッシュ」をクリック。
前回はそこまで説明をしてきましたので、今回はパブリッシュの具体的な手順を取り上げてみたいと思います。
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図面の連続印刷をする方法-2
前回は連続印刷をする為に、まずはペーパー空間のページ設定を作成する手順を紹介しました。
細かいページ設定が完了したあたりで説明が終わってしまいましたので、今回はその続きを説明していきます。
前回はこの設定画面で「OK」をクリックしたところで、「OK」をクリックすると以下のような画面に戻ります。
「PDF印刷」というページ設定が作成されているのが確認出来たら、この画面も「閉じる」をクリックして閉じましょう。
ここまでで、ペーパー空間の印刷設定は完了になります。
これは通常の印刷画面からでも作成出来ますので、わざわざページ設定画面を出す必要はありませんが、手間はどちらも同じです。
今回は分かりやすさを重視して、ページ設定からの設定を説明しました。
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