当サイトでは、ビューポートとペーパー空間に関する様々な知識と、オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）上での実際の使い方などを説明してきました。
仕事で使えそうなちょっとした便利な操作なども、私が知っている限りの知識ではありますが、色々紹介してきました。
話が脱線することもたびたびありましたが、私が伝えたいことはほとんど紹介出来たのではないかと思います。
今後私がさらにオートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）の経験を積んで、もっと紹介したい内容が増えるかも知れません。
その時には改めて説明を増やしていこうと思っていますが……
誰も先のことは分かりませんが、当分の間はそうした情報の更新はないのではないか、と思っています。
だからこれが最後の記事になります。
■情報のレベル
情報の更新はもうないと言っても、今現在でも私は充分ペーパー空間とビューポートの機能を活用しています。
ここまでの内容を覚えるだけでも、私と同じ程度のレベルまで到達することが出来るはずです。
……うーん。
私がプロとしてどの程度の位置にいるかは分かりませんが、これではちょっと偉そうな書き方ですね。
私はプロとして長年、オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）を使って図面を描くという仕事をしています。
どんなレベルで仕事をしているかと言うと、相手から苦情が来ることなく仕事が出来ている、という程度のレベルです。
お客さんから絶賛されるとか、あなたじゃなければこの仕事は出来ない、みたいなことを言われることはありません。
そうした次元の仕事をしている訳ではないので、あまり偉そうなことを書くことは出来ませんね。
とは言え、私程度のレベルになれば、恐らく仕事でペーパー空間とビューポートの設定について困ることはなくなります。
オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）初心者の方で、とにかくペーパー空間とかがよく分からないという方。
そんな方であれば、当サイトで紹介している内容が少しは役に立つのではないか、と思っています。
話が長い割に内容が進まないサイトではありますが、特に初心者の方の知識向上に役立てれば非常に嬉しいです。
■オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）だけではなく
最後にひとつだけ。
オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）のスキルというのは、仕事を円滑に進める為に必要な条件でしかありません。
オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）を覚えれば絶対に仕事が上手く行くかというと、決してそんなことはないんです。
いくらスキルを高めたとしても、それ以外の部分が欠落していたら、きっとその仕事は上手く行かないでしょう。
それ以外の部分というのは、仕事の種類によって様々だとは思いますが、主には人とのコミュニケーションということになります。
オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）のスキルを高めることも大事ですけど、結局仕事は人対人でやるものです。
その関係性が上手く行かない状態では、いくらオートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）というツールが上手く使えても、宝の持ち腐れでしかありません。
ツールの使い方を説明しておいて、最後に「いくらツールが使えても仕方がありません」では、ちょっと無責任かも知れませんね。
しかしそうではなく、オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）というツールを使いこなすだけではなく、他の部分もしっかりやりましょう、という話です。
今これを読んでいるくらい勉強熱心な方であれば、そんな話は百も承知だとは思いますが……
これは私自身も常に心がけていることなので、自分自身へのおさらいの意味も込めて書かせて頂きました。
では、ここまで読んで頂きありがとうございました。
