前回は、喫茶店でコーヒーを飲んだ時の評価という、あまりオートキャド(AutoCAD)に絡まない話で終わってしまいました。
もちろん何の意味もなく、単なる雑談としてこんな話をしている訳では決してありません。
プロが受ける評価という意味では、オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く仕事も一緒。
これを伝えたかったんです。
こういうお説教くさい話は、一緒に仕事をしている若い人にすると、遠回しに煙たがられるものです。
もしくは露骨に嫌がられる場合も。
私もそこそこ若いんですけど、もっと若い時にはこうした話をされると鬱陶しく感じたものです。
それが顔に出てしまうのも若さですよね。
こうした話は相手に聞かせたいというよりも、自分が話をしたいという欲求が先行するもので、だから嫌がられるのでしょう。
しかしここに書くだけであれば、読んでいる方に読むのをやめるという選択肢がある分だけ気が楽です。
誰に対して何を言い訳しているのか、ちょっと分からなくなってますが、もう少しだけプロの評価について話を続けます。
■図面のプロとしての評価
喫茶店はコーヒーを提供するプロで、それに対する対価をお客さんは支払っています。
だから対価に値しない仕事だった場合に悪い評価をされてしまう訳ですけど、こうした評価についての話はどんな仕事にも当てはまります。
もちろん、オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く仕事でも、ほぼ同じ話が当てはまります。
図面を描く仕事を依頼したら、完成した図面の出来が悪かったとか、完成までに時間がかかりすぎたとか。
もっと根本的な話として、そもそもお客さんが望むような種類の図面ではなかった、とか。
喫茶店とは少し項目が違ってきますけど、お客さんの要望に満たない仕事をした時には、あまり良くない評価になってしまう訳です。
ちょっと怖い話ですけど、これはどんな仕事にも言える話だと思います。
■評価される項目
図面を依頼した側は、オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描くというサービスに、結構高額な金額を支払っています。
それなのに、自分が求める要望を満たさない図面が手元に届いたとしたら、当然のことですが不満を感じることになります。
そして、美味しくないコーヒーを提供する喫茶店に行かなくなるのと同じような流れで、その人に図面を依頼しなくなっていきます。
これは作図する側が個人事業として図面を描いている場合で、実際には対会社になるので、すぐに図面の依頼がなくなる訳ではありませんが……
結局は個人の評価が会社の評価に変わるだけです。
オートキャド(AutoCAD)のプロとして、標準レベルに達しない仕事を繰り返すと会社の評価が下がる。
この現実に変わりはありません。
オートキャド(AutoCAD)のプロとして評価の対象になるのは、大体以下のような項目でしょう。
・図面の品質(間違いがないか・見やすいか)
・納品までのスピード
・要望に沿った図面かどうか
これらの項目からいずれが欠けたとしても、良い評価を得られなくなります。