図面のプロに求められること
今まで長々とオートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く仕事について書いてきました。
これらの話は、私が仕事をしている環境で感じていることなので、業種や環境が違うと全然話が違うこともあると思います。
また、紙に描かれた図面があって、それを単純にCADで写す「トレース」と呼ばれる仕事もあります。
そうした仕事でオートキャド(AutoCAD)を使う側に求められるものは、恐らくまた少し違ったものになるはずです。
トレースに求められるのは、単純なスピードと正確さだけで、内容についての知識はあまり必要とされません。
ただ、昔あった手描きの図面をCADデータ化する、という仕事がずっと存在し続けるのか。
それを考えると、CADデータのやりとりが一般的になった昨今では、あまり要望がなくなっていく方向ではないかと思います。
まあ先の事は誰にも分かりませんので、ここで私が決めつけるようなことを言うのはおかしな話ですけれど。
そろそろ雑談も終わりにして、当サイトの本題であるペーパー空間とビューポートの話に戻りたいと思います。
最後に、今まで書いたことを簡単にまとめて終わりにします。
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CADで作図する図面の落とし穴
オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く際には、相手がどんな図面を望んでいるかをしっかり把握しておくことが大事です。
そうしないと、せっかく苦労をして作図した図面が「そこまでの手間は必要なかったのに」となる可能性があります。
それでは作図する側も、図面を依頼する側も満足しないという、非常に勿体ない状態になってしまいます。
そうならない為にも、出来る限りコミュニケーションを取っていくことが大事ではないかと思います。
作図する図面に関する知識が必要なのは当然です。
そうした前提条件を満たしていないと、相手が話している内容が全く理解出来ないということになります。
それではコミュニケーションも何もないですよね。
相手との関係がどんな状況なのかにもよりますが、お客さんは図面のプロに対して仕事を依頼してきます。
そこで「今言われた○○(専門用語)というのはどんな意味ですか?」と質問するのが、果たして正解かどうか。
これは私にも分かりません。
それが許される関係もあると思いますし、プロなのにそんなことも知らないのか、となる場合もあるでしょう。
そうした距離感を分かっていて質問をするのであれば良いですけど、何も考えずに質問をするのはお勧め出来ません。
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相手がどんな図面を望んでいるか
オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描くプロとして、どんな点を意識しておくと良いか。
そんな話をしばらく続けて来ました。
・図面の品質(間違いがないか・見やすいか)
・納品までのスピード
・要望に沿った図面かどうか
上記のような項目を紹介して、今までの話で図面の品質とスピードについてはもう少し詳しく話をすることが出来ました。
最後の「要望に沿った図面」というのは、今までの項目に比べると、少し漠然としている感じです。
これがどんな内容なのか、というのを今回は取り上げてみたいと思います。
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図面を描く仕事と納期と
オートキャド(AutoCAD)の便利な機能、ペーパー空間とビューポートの使い方についての解説。
当サイトが取り上げるのはそんな情報だったのですが……
ちょっとした雑談として、オートキャド(AutoCAD)のプロに求められる内容についての話をしています。
今までの話で、図面の品質と作図のスピードについて書いてきましたが、期限を守るというのは仕事上本当に大事なことです。
仕事を受けたということは、約束の期日に図面を渡すと約束をしたということになりますよね。
その期日を守ることが出来ないということはつまり、相手と交わした約束を破るということを意味します。
約束を守らない相手を信用出来ないのは誰でも一緒で、期限を守れない仕事を何度かやると信用を失ってしまいます。
一度失った信用を取り戻すのは、信用を維持することよりもはるかに難しいことだと私は思います。
そんな労力を掛けるくらいならば、最初から信用を失わないよう、きちんと仕事をこなしていく方が簡単。
なので、プロとして仕事をするのなら、まずは大前提として約束した期日を守ることを心がけましょう。
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CADの操作スピードを上げる理由
オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描くプロとして、作図する図面の品質は非常に大きなポイントです。
間違いのない図面で、なおかつ読みとりやすい図面を描くこと。
これはシンプルな話ではありますが、シンプルな事だからこそ実現が難しい場合もあるんです。
実際に仕事をしていると痛感するのは、間違いがなく読みとりやすい図面を描くことの難しさ。
そして、そうしたレベルの仕事を継続することの難しさ。
仕事では、時間に追われることが当たり前ですし、時には体調が万全ではなかったりする場合もあります。
また、会社の都合によっては、自分よりもはるかに経験の浅い人と組んで仕事をしなければならない場合も。
そうなると、普段なら出来ることも様々な状況の中で出来にくくなっていくことになってしまいがち。
もちろん仕事でそんな言い訳ができるはずはありません。
そうした諸々も含めて、オートキャド(AutoCAD)のプロとしてのスキルが評価されることになります。
そんな図面の品質についての話の次として、今回は作図のスピードについて取り上げてみたいと思います。
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