オートキャド(AutoCAD)にはモデル空間とペーパー空間という二種類の作図スペースが用意されています。
その活用方法は色々あるので、自分で使いやすいスタイルを見つけることがまずは重要です。
そして、どんなやり方が使いやすいかを考える前に、そもそもどんなやり方があるのかを知っておく必要がある。
まあこれは当たり前の話で、最善の選択をする為には、たくさんの候補がまずは必要だと言う話です。
このカテゴリで、私が知っている限りのやり方を紹介するのは、色々な候補があることを知ってほしいから。
まずはその選択肢を広くしておき、その中から自分がやりやすくて便利だと感じるやり方を選んでいく。
そんな手順で、オートキャド(AutoCAD)を使った作図を効率化していけば良いんじゃないかと思います。
オートキャド(AutoCAD)をどうやって使っていくかは、操作する側のスキルによって色々です。
だけど同じ人であっても、半年くらい経つと操作の好みは少しずつ変わっていくことも多いです。
なので、一度自分のやり方を決めた後でも、定期的に「もっと便利なやり方がないか」を探す癖を付けることをオススメします。
■まずは多くの選択肢を
このカテゴリで紹介するやり方は色々あって、私には考えつかないようなやり方をしている場合もありました。
正直に言ってしまうと、そんなやり方で便利なのか、と言いたくなるようなやり方もある訳です。
いくら選択肢を増やす為でも、中には「なぜこんなやり方をするのか……」と思うような方法があるかも知れません。
紹介する私自身もそう思う場合があるので、当然読む方がそう感じてしまう可能性は高いと思います。
そのやり方でどんなメリットがあるのか?
これを説明出来ないものも中にはあったりして、本当に紹介する価値があるのか悩むことも。
しかしそうして私の中で取捨をしていくと、結局当サイトがオススメしているやり方になってしまうだけの話です。
なので、そうした私個人の価値観による判断は止めておき、とにかく今まで見たことがある様々なやり方をここでは紹介したいと思っています。
■便利なやり方は変化していく
先程も書いた通り、私自身が最も便利だと思うやり方は、当サイトで色々と説明している以下のようなやり方です。
・図面はモデル空間に作図
・作図した内容をペーパー空間に抜き出す
・場合によっては多少ペーパー空間に作図する場合もある
・ペーパー空間の縮尺は1/1で固定
・印刷時には連続印刷を活用する
これは今現在私が最も便利だと思っているやり方で、ここ数年間ずっとやっている手法でもあります。
しかしこの先ずっとそれが変わらないかというと、恐らくは誰にもそんなことは分かりません。
オートキャド(AutoCAD)が新しい機能を用意して、それが便利であればやり方を変えることを厭わないと思います。
便利なやり方は決してひとつだけではない、と言うことと、効率的なやり方も時代によって変わっていくと言うこと。
これらの事実を踏まえつつ、次回から紹介する色々なやり方を呼んで頂ければと思います。