実際にオートキャド(AutoCAD)上で、ペーパー空間内にビューポートを使ってモデル空間を表示させる。
前回はそんな話を取り上げて、実際に縮尺1/50の図面をペーパー空間上に表示することがようやく出来ました。
ビューポートの大きさと縮尺の関係が、実際のモデル空間でどのような表示範囲になるのか。
これらの関係が理解できていれば、後の操作は結構簡単じゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
もちろん最初にやってみた操作だけでは、今ひとつピンとこないな……と思う方も多いでしょう。
しかしそれは当たり前の話で、1回やってみただけで完璧に理解することが難しいのは普通のことだと思います。
仕組みを理解することに時間をかけて、後はそれを実際にオートキャド(AutoCAD)を操作して何度もやってみる。
それを繰り返す内に、ビューポートとペーパー空間の関係がようやく自分の知識になっていく訳です。
何だか普通過ぎることを書いてますけど……
これは結構重要なことなので、1回読んだだけで良く分からないと言わず、何度か繰り返し読んでみることをお勧めします。
■知識を自分の経験にするには
当サイトで書かれていることを読むのでも、ガイドブックを買って読むのでも良いんですが、まずは説明が理解できるまで読む。
これが最初のステップで、その次にやるべき事は、そこに書かれていることを自分で実際にやってみることです。
もちろん1回だけではなく、理屈を自分の手で実感することが出来るまで、何度も繰り返してみる。
これを繰り返すことでしか、説明された知識を自分の知識や経験にする術はないと私は思ってます。
これは学校の勉強などでも同じですよね。
例えば数学の新しい公式を覚えた場合には、その後はその公式を使って解く問題をたくさんやることになります。
新しく得た知識は、似たような問題を繰り返し実践することによって、確実なものになっていく訳です。
新しい漢字を覚える場合も一緒で、何度も同じ文字を繰り返し書くことによって自分の中に入ってくることになります。
オートキャド(AutoCAD)の知識を高める場合も、まずは理屈を知るために説明を読み、その後は実際に何度もやってみる。
そうすることによって得た知識というのは、ゲーム感覚で言えば自分の切り札になっていく、という感じになります。
■選択肢は多いほうが有利
実際の仕事をする際には様々なシチュエーションがあります。
その場面ごとに適したカードを切っていくことが出来るかどうかで、仕事の効率というのは大きく変わります。
だからこそ、オートキャド(AutoCAD)を使うプロとして、自分が切れるカードを増やしていくことが重要になってくる訳です。
当サイトで説明をしている、ビューポートの知識や使い方などを覚えると、仕事で出来ることが増えていきます。
出来ることがたくさんあって、選択肢が多い状況の中から、ベストだと思うやり方を選ぶ。
そうした仕事のやり方をする方が、選択肢が何もない状況で仕事をするよりも、きっと効率よく作業を進めることが出来ます。
その為にはオートキャド(AutoCAD)に関する様々な知識を得ておくことが必要になる、という結論に至る訳です。
今回は全然ビューポートについての話が出来ませんでしたが、知識が多いに越したことはない、という話でした。