用紙に収めるという縮尺の考え方
前回はオートキャド(AutoCAD)の縮尺の概念を、具体的な図面で実際に調整してみました。
サンプル図面を出して、建物の大きさと用紙サイズを比較して、どの程度の縮尺になるのかを計算。
そして、作図した建物を縮小するのではなく、用紙サイズ(=印刷範囲)を大きくして、印刷時に縮小する。
そんな手順まで説明をしましたが、前回やってみた縮尺1/40では、建物がA4用紙に収まりませんでした。
大雑把な計算をした際には、出てきた倍率に近くてキリの良い数字が縮尺の候補になります。
しかし前回やってみたように、ギリギリの縮尺では収まらないことが多いので、少し余裕を見ておく必要があるんです。
ちょっと分かりにくいですが、縮尺は分母が大きくなる程、作図対象が小さく印刷されることになります。
だから今回の場合では、縮尺1/40ではなく、1/50が適切な縮尺ということになるんです。
今回は縮尺1/50を実際に検討して、図面が収まるかどうかを確認してみることにしましょう。
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実際の図面で縮尺を考える
前回はオートキャド(AutoCAD)を使って作図をする際の、最も基本的なルールを取り上げてみました。
作図対象をそのままの大きさで描いて、それを用紙に収まるように縮小印刷して図面として使う。
これが基本的な流れになりますが、文章ではやっぱりピンと来ない方もいるんじゃないかと思います。
昔1対1でオートキャド(AutoCAD)の操作を教えた時には、目の前で縮尺の考え方を説明してもダメなことがありました。
実際にオートキャド(AutoCAD)を操作して、まずは紙の大きさがコレで……とか頑張ったんですが。
相手の表情はどう見ても「?」という反応で、結局最後まで伝わらずに上手くいかないまま終わってしまいました。
直接目の前で操作を教えると、相手の反応から「これは分かってないな」というのが伝わってくるんですよね。
もちろんそれがいい方向に進む場合も多いですけど、それが原因で両方がイライラすることもあったりします。
そうしたことがあるから、文章で説明したり実際に目の前で操作をするよりも、画像つきの説明が一番確実なのかも知れません。
と言うことで今回は、縮尺の概念と縮尺を決める方法について、画像を交えて説明をしてみたいと思います。
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縮尺の基本的な考え方とは
前回はオートキャド(AutoCAD)の縮尺が少し面倒ですよ、という話をするつもりが少し違う感じになりました。
面倒な設定が、などと色々と書いておきながら、最終的には「慣れです、慣れ」という結論に。
確かに慣れが必要なのは事実なんですけど、それで終わったら説明なんていらないですよね。
慣れる前の知識を得てもらう為のサイトですから、いきなりそこまで飛躍したらおしまいです。
縮尺よりお前の話の方がよっぽどメンドクサイ、と言われそうな気が、書き終わってからしてきました。
これではマズイので、今回からは本当にオートキャド(AutoCAD)の縮尺について具体的な話に進んでいきましょう。
今回は、縮尺についての基本的な概念を取り上げてみます。
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縮尺の概念はちょっと面倒で
このカテゴリでは、オートキャド(AutoCAD)が持っている、基本的な縮尺の考え方について解説をします。
オートキャド(AutoCAD)の縮尺についての概念は、シンプルだけど少し面倒な設定が多い感じ。
これが正直な感想です。
でも、操作や設定が面倒に感じることがあっても、使っていくうちに慣れていくものです。
何年もオートキャド(AutoCAD)を使っているけど、もう縮尺の考え方だけは我慢出来ない、と言う人はあまり見かけません。
私も最初は戸惑いましたが、今ではこれが当たり前になっているので、何が面倒なのか全然分からない状態です。
というのは少しウソで、どこが面倒で不親切なのかは、よく分かっているんですが……
CADの概念を個人が覆すことなど出来ないので、使っていく以上は考え方をそのCADに合わせるしかない。
少なくとも私はそう考えています。
今回は縮尺について説明する1回目なので、こんな感じの話をもう少しだけ続けてみることにします。
ちょっと愚痴っぽかったらすみません。
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