ペーパー空間を1/50にする問題点
オートキャド(AutoCAD)のペーパー空間を使って図面をまとめる際に、ペーパー空間の縮尺は1/1に設定する。
前回はその理由を説明しますと言いつつ、考え方の順序だけの説明で終わってしまいました。
ペーパー空間の縮尺を1/1に設定する理由は、色々な縮尺が混在した際に、それが最も分かりやすいから。
そして、連続印刷をする際には、同じ設定で印刷出来るような状態にしておく方が楽だから。
うーん……「便利だから」とか「楽だから」という理由だと、あまり説得力が増してこないですね。
なので今回は比較する相手として、ペーパー空間を1/1に設定しないとどうなるか、というあたりを考えてみることにします。
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ペーパー空間の縮尺を1/1にする理由
オートキャド(AutoCAD)のペーパー空間についての話は、前回で大体終わりという話をしましたが……
説明しようと思いながら忘れていた項目をさっき思い出しました。
一応レジュメを作りながら書いているんですけど、これがなかなか思ったように進まないんですよね。
それも結局は自分の文章スキルが問題なだけなので、ここで愚痴っても仕方がありません。
愚痴を言う前にもっと勉強しなくちゃ。
とまあそんな話はさておき、今回は説明の際に抜けていた部分を補足しておくことにします。
説明の流れなどは前後してしまいますが、今までの説明を読んで頂いた方であれば、特に違和感なく読めると思います。
今回取り上げたいのは、ペーパー空間を1/1に設定する理由についてで、一応以前簡単に話はしています。
でも「1/1の方が便利なんです」で終わっていて、後はビューポートを説明する時に、みたいな話になってます。
これでは説明不足すぎるので、今回はもう少し分かりやすく、なおかつ納得出来そうな理由を挙げてみます。
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ビューポートの問題点と解決策
今までオートキャド(AutoCAD)の機能であるペーパー空間を、出来るだけ効率よく使うためのポイントを紹介してきました。
かなり長い話になってしまったのは、ちょっと話が逸れてしまったこともありますが、やっぱり覚えておきたい項目が多いから。
そんな長い話も、今回でようやく最後になりそうです。
ペーパー空間を使う際には考えておくべきことがたくさんあって、多少面倒に感じる場合もあるかも知れません。
でも、ペーパー空間を便利に使いこなす為には、やっぱりそうした細かい部分に気を使った方が良いです。
というか、結果的には楽が出来るとう感じです。
後で楽をする為に、今はちょっと大変かも知れないけれど、ペーパー空間の特徴や設定を覚えてしまう。
もしくは逆に、覚えるのが面倒だからペーパー空間は曖昧にしておき、結局後で良く分からなくて苦労をする。
どちらも結局は大変な思いをする訳で、それなら最初だけ大変な方がトータルで見て得、という考え方も出来ます。
目先のことを考えると、とてもそう思える心境にはなりませんけど、時には長い目で見ることも大事じゃないかと思います。
ということで、ペーパー空間を使う為のポイントとして、最後の2点を今回は紹介していきます。
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レイアウトタブに付ける名前
オートキャド(AutoCAD)で図面を描く際には、モデル空間に作図した図面をペーパー空間に抜き出すやり方が便利です。
ただ、ペーパー空間を使って図面を分割する場合などで、ペーパー空間内に寸法を記入したくなる場合が時々あります。
モデル空間から抜き出すことが出来る、というのがペーパー空間のメリットですから、それも全てモデル空間に作図すれば良いんですが……
何が何でもモデル空間に作図する、というこだわりを持ってしまうと作業の選択肢が減ってしまうんですよね。
データの分かりやすさという意味では、ペーパー空間には作図しないでおく、という考え方の方が良いとは思います。
でも、時には例外もあるという気持ちも結構大事なので、それを「その場しのぎ」などと考えないで進めるのが良いと思います。
前回はそんな話をしてきましたが、今回はレイアウトタブの名前について、基本的な部分を押さえておくことにしましょう。
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ペーパー空間には極力作図しない
図面を分割する際に、表示したい要素がどうしても表示出来ない場合、ペーパー空間に作図をすることもある。
前回はそんな話をしましたが、サンプル図面の画像を見て、何となく考え方は掴めたでしょうか。
サンプル平面図のクオリティがアレですけど、逆にビッシリと描き込んだ図面でも、それほど効果はないと思うので……
このあたりの操作は、オートキャド(AutoCAD)で図面を描く仕事をしていると意外に出てくる作業です。
なので、「面倒だな……」とか、そういう拒否反応を示さないくらいに、しっかりと理解をしておくことをお勧めします。
面倒に感じつつやる作業というのは、どうしても工夫がなくなってしまい、時間がダラダラとかかるものだから。
さて、ペーパー空間内に作図する場合もありますよ、という話をした直後なんですけど、今回は全然逆の話をします。
ペーパー空間を使うためのポイントにも書いていますが、ペーパー空間には極力作図をしないという話です。
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